1)カメラの手ぶれ補正機構
手ぶれ補正機構(てぶれほせいきこう)とは、カメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラでの撮影において生じる、「手の振れ」による写真のボケや映像の揺れを軽減させる機構である。
静止画撮影における手ぶれとは
シャッターを押す時に身体が動いてしまい、それによって生じた画像のぶれが手ぶれである。なお、ピントが合っていても生じるためピンボケとは異なる。一般的に、手ぶれは、ピンボケと並び、失敗写真の最大の理由とされている。
物理的には、露光時間の間にカメラ中の露光面が移動することによって、その露光面に当たる光が変化することによって生じる。直接的には、カメラの動きが原因であるが、そのカメラを支えるものは通常「手」であるため手ぶれと呼ばれる。実際、片手で撮影するなど、撮影者の問題であることが多く、撮影時の姿勢や持ち方によってある程度は手ぶれを抑えることができる。しかしながら、撮影者が十分に気をつけていても、人間はカメラを完全に静止させることができないためにわずかな手ぶれは発生してしまう。また、後述するように、周囲が暗い場合などシャッタースピードが十分に確保できない場合、手ぶれを防ぐのは難しい。そのため手ぶれを完全に防ぐには、三脚などを用いてカメラを固定する必要がある。また、両手でカメラを持つと手ぶれはたいていは減少する。
シャッタースピードが速い場合、つまり露光時間が短い場合には、カメラの動きが殆ど撮影画像に影響を与えないため手ぶれが生じることは少ない。また、レンズの焦点距離が長くなればなるほど、カメラの僅かな動きであっても露光面に当たる光には大きな動きが生じるようになるから、焦点距離が長いとそれだけ手ぶれも生じやすい。
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