4)カメラの手ぶれ補正機構

家庭用ビデオカメラとしてはソニーが1992年にハンディカムCCD-TRV900で成功している。これはレンズと同じ屈折率の液体を2枚のレンズではさみ、蛇腹状に動かすことによって撮像体への投影を補正する方式で、プリズム効果による色分解が出ないぎりぎりのやり方だった。

一眼レフカメラ用レンズやコンパクトデジタルカメラの中でも大型のものに組み込まれることが多いが、2003年に松下が小型コンパクトデジタルカメラ「DMC-FX5」に同クラスとしては初となる手ぶれ補正機構を搭載して以降、2005年にはソニーが、2006年にはニコンとキヤノンが、いずれも小型コンパクトデジタルカメラなどで、より小型化された補正レンズが組み込まれたものを販売している。一般的に補正機構が大きくなってしまうため、レンズ自体が大きく高価になってしまう問題があるとされてきたが、小型コンパクトデジタルカメラへの搭載が証す通り、こうした問題は既に克服されている。

一眼レフの場合、後述のイメージセンサーシフト式手ぶれ補正と比べて、レンズによって最適な設計が出来るため効果が高い(シャッタースピード4段分の補正効果を持つ物もある)、ファインダー内の像も安定する、またフィルムカメラでも手ぶれ補正効果が得られるという利点もあるが、補正用レンズを組み込む結果、レンズが大きく重くなる・画質が悪くなるほか、補正機構をレンズごとに重複購入することになるためユーザーの負担が大きいという欠点がある。

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