2)カメラの手ぶれ補正機構
一般的には、「使用レンズの焦点距離分の1のシャッタースピード」が手ぶれしない限界の目安と言われている(ただし、これは基本的に35mmフィルムカメラでの場合であり、デジタルカメラなど他のカメラではこの限りではない)。つまりは、焦点距離が長い望遠レンズでは高速なシャッタースピードが要求され、たとえば、300mm望遠レンズでは、目安として1/300秒以上のシャッタースピードが必要である。但し、焦点距離が短くても絞り値が大きくなればシャッタースピードが遅くなるために、手ぶれが生じやすくなる。
静止画撮影における補正効果と注意点
手ぶれ補正機構を使用した場合、一般的には「シャッタースピードに換算しておおよそ2~3段分」の効果があるといわれている(300mm望遠レンズならば大体1/60秒相当で手持ち撮影が可能)。絞り開放時ではもちろんのこと、絞った状態でもブレを軽減させて撮影する事が可能である。
しかしあくまで手ぶれを補正するのであり、完全に手ぶれを除去できるわけではない。また、被写体が動く(特にスポーツ撮影時の激しい動きや長時間露光時の被写体の動き)事によって生じる被写体ぶれには通用しない。もちろん手ぶれ補正機構の限界を超えた低速シャッタースピードでは効果は得られない。手ぶれ補正機構はあくまで有効な補助機能であると考え、写真の基本として手ぶれを起こさないしっかりとした構えをとって撮影する、三脚を使う、高感度フィルムを使用(デジタルカメラの場合は高感度域に設定)する事(これは被写体ぶれに対しても有効)、といったことが手ぶれを抑える一番の対策であるのは言うまでもない。
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